2010年12月09日

1873年(明治6年)、いまから約130年も前のこと。
日本人が生まれて初めてサッカーに出会ったそうです。
フットボール発祥の地、イングランドには、「フットボール・アソシエーション(FA)」
が設立され、統一ルールがつくられ10年が経過していました。
東京の築地の海軍兵学校というところに教師として来日していた英国海軍のA・L・ダグラス少佐
という人が生徒にサッカーを教え、それから20年以上たった1899年(明治32年)、
神戸の御影師範にようやく日本人だけの初サッカーチームができました。
師範学校でサッカーが取り入れられたことで、その後、教師となり
全国に散った卒業生がサッカーの普及と指導にあたるようになって、
サッカーは徐々に広まっていきました。
1921年(大正10年)、大日本蹴球協会が設立、その8年後(1929年、昭和4年)に
国際サッカー連盟(FIFA)に加盟しました。日本が世界の舞台に出たのは、
1936年のベルリン・オリンピック。1回戦で優勝候補のスウェーデンと対戦、
3-2の逆転勝利を飾りました。日本サッカーの歴史に「ベルリンの奇跡」
として深く刻まれることになったのです。
1954年(昭和29年)、日本は初めてワールドカップ予選に出場。しかし、
韓国に2戦1分け1敗に終わり、決勝大会への出場権は得られませんでした。
それから10年後の1964年(昭和39年)、東京オリンピックでアルゼンチンに
逆転勝ちしてベスト8に進出、日本でのサッカーの存在がようやく表舞台に上がってきました。
この頃を境に、サッカー・相撲・野球以外のスポーツも、市民の間に
「観戦するスポーツ」となっていきました。
  

Posted by さささ at 16:18
サッカー